遠い空の下


       遠い空の下にいるけど、見上げればそれは同じ空。
       だけどそれぞれの目には違う景色に見える不思議。

       

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金色のウニを求めて 11話

第11話 追憶


大航海時代と後に言われるこの時代。
その全ての情報と富が集まると言われるリスボンの街は眠ることを知りません。
港前ではほぼ毎日、著名な提督の出航が見送られ、迎えられ、
夜になると酒に溺れた船員同士の決闘が始まる。
銀行一帯は市場が開かれ昼夜問わず活気に満ち溢れていました。
いかに商品を売るか。
交易商人達はあの手この手でマスコットガール、マスコットベアを使って集客にいそしんでます。
街の中ほどにある中央広場では、ひと月のうちに幾度もイベントが行われ、そのたびにリスボンの沖には港に入れない船が投錨していました。
そんな人種のるつぼ、リスボンの街には思想や考え方も様々なものが集まり、そのため闇の顔も存在します。
海賊は海軍の情報、商人の情報を集めに、
宗教家は新しい信者獲得のために、
そして、、、、また一人。

カツコツカツコツ
リスボンでも居住区域となっている高台地区では夜は静寂が訪れ、
そんな闇の中、ひとつの人影が足早に高台に向かっています。
「少し遅れたかな?」
そうつぶやいたピラはチャドルをまぶかに引き直し、月夜を見上げた。
その時階段の隅に動く気配を感じ背中からカラパイン銃を取り出し、そっと引き金に指をかけた。
「誰?!」
「みゃーん」
気配の主が猫だと知って銃を下ろした時、背後から肩に腕がのった。
「待った?」
途端に鳥肌が立ち、背後を振り向くと、、、彼女がそこにいました。
「ああ、待って。撃たないでwwごめんごめんw」
両手を大仰に挙げる仕草をする彼女を、まだ声でしか判断できなかったピラは凝視するように彼女を見つめました。
「パナ。。。さん?」
「こんな時間にこんな場所に来るような人、他にいるの?」
そう言った爽やかな笑顔が月明かりに照らされ、ピラは銃を肩にかけた。
「もう、こんなところでびっくりさせないでよ!」
「下準備ばっかで疲れちゃったんだもんwちょとピラちゃんびっくりさせるくらいいいじゃないw」
「ってことは、、そっちの準備はできたんだ?」
「もうばっちり。後は来るのを待つばかりかな?そっちの様子はどう?」
「こっちは今のところ驚くほど計画通り。もうすぐ来るみたい」
「じゃ、、、第一段階の始まりね?」
「ぅん。あとは教祖様に色々お願いしないと。。。ね」
「おっけ。じゃそっちは私がやっとくからピラちゃんは彼らの方ね?」
「ぅんぅん」
「じゃぁ成功を祈って乾杯しよう!」
「ええ?ここで?ドリアンはイヤよ?w」
「ボルドーのワイン持ってきてるからwww」
そうしてジョッキをどこからともなく出した二人は、高らかにジョッキを掲げながら、小さい声で言った。
「ナイスタイツ!」
「ナイスドリアン!」

「どうだ?海軍の動きは?」
「提督!異常なしッス」
「さすがに追っ手は回ってないようだな。ようし着岸準備に入れ!」
「すっごーいwさすがリスボン。賑やかね~」
「全ての国の人が集まる場所でしよ~、北欧、アラブ、アフリカ。インドやアジアまで!」
「へ~w フランちゃん、あそこに見えるの何?」
「あれは熊牧場でしね」
「く、熊?!」
「ああ、あれはバザールの売り子だな。着ぐるみだから安心しろw」
「バザーもでてるの?」
「おいおいソフィアwリスボン名物はなんといってもバザーだぞ?w昼夜問わず声を張り上げ、ネタ装備を売る!商人の醍醐味だな!」
「ぁ、、、フリーベルさん一応商人なのよねw」
「まてこらwww一応てなんだw」
「おくたま~揚がる準備できたでしゅよ~」
「フランシーヌごまかすな!!って言うか皆はぐれるなよw」

「ここが、、リスボンバザール!」
ソフィアが幼少の頃遊んだとんぼ玉やジンが揃い、
幼い頃から食していた鳥の丸ごと焼きが並び、
南国のフルーツやきつい匂いの香辛料の山、
東アジアの和服や刀が所狭しと並んでいます。

こっちでは超大型の船や船用の部品がずらりと並び、広すぎる港前の空間をほどよく埋め、
対して、銀行正面では交易に必要そうな用紙の束を抱えた露店が軒を連ねていました。

ほとんどの商品を初めて見るソフィアは瞬く間にバザールの虜となり、露店の間を蝶のように舞い飛び始めました。

「ねぇねぇ、このマフィン本物?」
「偽物のわけないだろ!!」
「えーほんとに?作り物みたいにキレイだもんね~」
「よし、じゃ食ってみろ!」
「ドレドレ。。。。美味しい~♪おじさん顔に似合わずお料理上手なのね~」
「顔に似合わずは余計だwwwww」
「ありがとね~」
「おぅ!またいつでもこい!w」

「提督、、、おくたま、馴染んでるw」
「さすがヒゲの奥さんやってるだけあるなwwww」

「ん?フリーベルさん?あそこナニやってるの?」
「おぉ。今日はリトマネンのリスボンマーケット開催日みたいだな」
「リトマネン?」
「ぁ、ソフィアは初見だな?よし。紹介してやるからついてこい!」
リスボンの港から銀行前を通り過ぎ、広場を見るとそこには膨大な量の露店が並んでいました。
港前の喧騒をものともせずに更に賑わうひとだかり。それがリスボンマーケット。
「ぉ、すまん通してくれ。仮面?いらんいらん。わっちは大量に持ってるわww」
「おくたま、はぐれないでくだしゃいね~」
「フ、フランシーヌちゃん手離さないでね、絶対離さないでねっ」

「相変わらずすごいなwwwぉーい!リトマネンやーい!」
「ここにいますよwフリーベルさんこんにちわ^^」
「ぉ、いたいた。すまんな忙しいところ。今日はヒゲの奥さん連れてきたから紹介しようと思ってな。おーいソフィア~ってどしたんだww」
そこには髪が振り乱れ、見るも無残に変わり果てボロボロになったソフィアが。
「提督、、、おくたまには人ごみ掻き分けるの難しいみたいでしw」
「なんなの、、、この人ごみは。。」
「あははwソフィアさんですねwお噂はレントン提督からうるさいくらい聞いてますよ^^」
「あら恥ずかしいw初めましてソフィアです。うちの亭主がいつもお世話になってるみたいで^^」
「(*'д')ハッ」
「(*'-')ノ」
「ぁあ、きなこさん。こちらレントン提督の奥様でソフィアさんです^^」
「綺麗な人~(*'д')」
「可愛くて正直な子ね~、はい、ご褒美のとんぼ玉っ」
「(*'д')……」
「ぉ、そうだ。タイツ教の総本山、どこにあるか知ってるか?」
「タイツ教の総本山ですか。。。行くんですか?今少しきな臭くなってますけど、、」
「む、そなのか。。。。だが行かねばならん!」
「そうですか、、、ならば、商館街に行くといいでしょう。21番商館の中がそれです。」
「おいおいリトさん、商館は20番館までしかないだろう?」
「いいえ、それがあるんですよ。ただし合言葉が必要なようです。もちろんその言葉は知りませんがね。」
「むぅ。。。」

その時です。
「アレ~?ソフィアさんとベルちゃん?」
「ピラちゃん?!」
「久しぶり~ヽ(´ー`)ノ」
「おぉ、ピラ!どうしてこんなところにwwwそいえばこの頃マルセで見ないな」
「ゥ、ゥン。アンボイナまで香辛料買い付けに行ってるんだけど、リスボン周辺の相場がいいから毎回ここで往復するハメになっちゃってるの^^」
「そうか。そうだピラ。お前タイツ教の本部に入ることできるか?」
「ぁ、ど~かな?そゆうのあんまりよく分からないな~。。。。でもせっかくだし付き合ってみよか^^」
「ピラちゃんありがと~。宗教とかってなんかおどろおどろしいよね~><だから来てくれて助かる~」
「ゥンゥン、そうだよね~。タイツ教とかめっさアヤシイもんねwじゃ、いこいこ^^」
「ぁ、そういえば、天切り松さん。乗ってなかった?」
「そういえば。。。どこだろ??」
「あの野郎wwwにげやがったな!」
「フーン。。。。ま、いいやwいこいこ」

「。。。。。。。。。」
「ん?フランシーヌ、どうした?」
「提督、、、ピラさんって、、、、どうして天切り松さん乗ってたの知ってるんですかね。。。」

「む」
「ふむ、まぁいい。様子を見てみることにしよう」

「ピラちゃん?」
「ピラちゃん?」
「ピラちゃん!起きないと額に「肉」って書いちゃうぞー」
「んぁ?」
暖かい陽だまりと、暖炉のマキの燃える音。
見慣れたアパートの風景がそこにはありました。
ペットのキゥイに餌を上げながらピラの前には紫音が。
「気持ちよく寝てるところ悪いんだけど~そろそろ締め切りよ?金ウニ物語。ちゃんと夢見てきたんでしょうね?」
「ん~ダイジョブ。。。。うろ覚えだけど書けそう~ってあああああああああああああああああ」
「どした!」
「肉!!!書くぞ!じゃなくてもう書いちゃってるぢゃない!!!!!」
「ありゃ、言い方間違えた( ´艸`)ムギギ」
「もーぅ!なによこれー!」
「いいから先に書きなさいよww」
「ぅ、、、、、アレ?」
「マサカ。。。忘れたなんてなしでお願いね」
「紫音ちゃんが肉なんて書くからでしょー!!!!!!」
「人のせいにしない!」
「紫音ちゃんのバカバカバカバカバカバカバカ!」

これでひとまず「金色のウニを求めて」はおしまいにしようと思ってます。
本当はちゃんと最後まで書けるおおまかなストーリーはできてるんですけど、もうなんかw
今回の11話に限っていえば、これで予定の1/5くらいって感じでふw
今まで見てきてくださった方々へ。
応援ありがとうございました^^ノシ
これで紫音ちゃに、、、、最後まで書けって怒られたらどうしようww

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